2017年10月24日火曜日

伊勢神宮を10年撮り続けた藤田庄市氏写真展、明日から銀座ニコンサロンで

フォトジャーナリスト・藤田庄市氏の写真展『「ひもろぎ」から 伊勢神宮第六十二回式年遷宮』が、明日から東京・銀座ニコンサロンで開かれます。藤田氏は伝統宗教からカルト宗教まで幅広く、そして深く取材することで知られるジャーナリスト。本紙でも、仏教タイムス紙に掲載されたカルト宗教ルポ「まいんど」の原稿を提供してくれています。


伊勢神宮は4年前、20年に1度の遷宮が話題となりメディアにも多く登場しました。しかし実際には、遷宮に関連する儀式は11年間にわたって数多く繰り返されています。藤田氏は2005年から10年にわたって伊勢神宮に通い、今年春、写真集『伊勢神宮』(新潮社)として出版しました。

写真展のタイトルにある「ひもろぎ」とは、神道において社殿などの施設がない場所で儀礼を行う際に神の依代(よりしろ)として立てられる常緑樹のこと。

「自然そのものがルーツであった。一方、社殿は人工の建築物である。自然と人工の矛盾。それを解くために無数の儀式が案出され、たゆまぬ努力が続けられた」(藤田氏=ニコンウェブサイトより)

藤田氏と言えば、カルト宗教関連のルポも多く、今年5月には『カルト宗教事件の深層: 「スピリチュアル・アビュース」の論理』(春秋社)を出版しています。本紙では、犯罪性や金銭・心身への被害など第三者でも比較的理解しやすい「人権侵害」を主要な基準として「カルト」を捉えていますが、藤田氏はさらに宗教組織と信者の内面的な関係も含めて検証し「精神の呪縛」という要素を重視します。

本紙よりはるかに厳しい目で宗教を捉えるジャーナリストですが、一方で藤田氏自身は宗教が大好き。伊勢神宮の写真も神の存在を感じながら撮影したと語り、それを建築写真でも風景写真でもなく「宗教写真」だと言い切ります。

宗教の問題を厳しく追求するジャーナリストが感じる「神」とは何なのか。そんな視点で見てみるのも面白いかもしれません。

銀座ニコンサロンでの写真展は今月31日まで。11月には大阪ニコンサロンでも開催されます。いずれも入場無料。

藤田 庄市写真展
「ひもろぎ」から 伊勢神宮第六十二回式年遷宮

銀座ニコンサロン
2017年10月25日(水) ~ 31日(火) 日曜休館
10:30~18:30(最終日は15:00まで)
東京都中央区銀座7-10-1
STRATA GINZA(ストラータ ギンザ)1・2階
TEL:03-5537-1469
入場無料

大阪ニコンサロン
2017年11月23日(木) ~29日(水) 日曜休館
10:30~18:30(最終日は15:00まで)
大阪市北区梅田2-2-2
ヒルトンプラザウエスト・オフィスタワー13階
TEL:06-6348-9698
入場無料

1 コメント:

エル・バカターレ さんのコメント...

わてにはない視点だす。
こないな角度から宗教を見つめるのも
興味深いですわ!